男なら両刃カミソリ

手元にセメントが余っていたので、前から欲しいと思っていたシェービングボウルを作りました。
参考:[コンクリート]セメントUSBメモリを作ってみた[モルタル]



事の始まりは数ヶ月前。長らく思っていたのですが、剃刀の替え刃って高いですよね。コストパフォーマンス的に一番いいのは何だろうと考えてみたところ、両刃剃刀という結論に至りました。
といっても、両刃剃刀でのシェービングは技術鍛錬が必要です。いきなり高級剃刀を買う勇気はなかったので、安いが性能は良いとおなじみの商品を購入しました。こちら。
kamo_shaverpot_00001

 

フェザー 両刃剃刀

これとシェービングソープ、ブラシで使っていたのですが、泡立てるボウルがなく、しばらくはソープの蓋裏を使っていました。ちなみにシェービングソープはこちら。








前置きはこれくらいにして、始めていきます。












準備

まずは形状を決めます。そこまで複雑な形は作れないので、大まかな寸法と形のイメージ。
キューブをベースにして、4本足にしてみました。へこみぼ部分は泡立ちがしやすいよう、少し溝を掘る予定。
kamo_shaverpot_00002

kamo_shaverpot_00003






イメージを元に型枠を作成します。その後、セメント漏れが無いように隙間を瞬間接着剤で埋め、水を入れてチェック。
kamo_shaverpot_00004

kamo_shaverpot_00005






へこみ部分の作成です。いらないスプレーキャップとペットボトルキャップを使用。ボトルキャップは半分に切り、ブラシを置く溝に使います。
泡立て溝用にプラ棒を配置し、パテで形状を整えます。
kamo_shaverpot_00006

kamo_shaverpot_00007






流し込み

セメントを流し込み、固定。
kamo_shaverpot_00008



しっかりと固まったら、枠を取っていきます。
上面が少しだけセメント不足でした。その他小さな気泡が入っていましたが、そこは使用に問題無いので気にしません。
kamo_shaverpot_00009

kamo_shaverpot_00010



裏の4本足もしっかりと形ができています。
kamo_shaverpot_00011






コーティング

上面の凹凸や角にある余計なセメントを削り落とし、ウレタンで表面をコーティングしていきます。
上面と凹み部分は、防水のために厚塗りをします。他はセメントの風合いを残したかったので、薄めたウレタンを塗布した後、さらにそれをできる限り拭き取るという作業をしました。
kamo_shaverpot_00012



ウレタンの皮膜が濡れているように見えて良い感じです。泡立て用の溝もしっかりと形が出ています。
kamo_shaverpot_00013

kamo_shaverpot_00014






使用風景

実際に使用してみました。しっかりときめ細かに泡立っています。ただ、いざ使ってみると、少し深すぎたかなと思いました。ブラシの形状が楕円ということも有るのですが、かき混ぜる時に縁に当たってしまいます。
kamo_shaverpot_00015

kamo_shaverpot_00016






あとがき

これにて終了です。やはり実際に作ってみてわかることが多いですね。
粉タイプのシェービングソープを使えば、もっと良い泡ができるそうです。ただ、今使っているソープもしばらくは無くならなそうなので、それももうしばらく先になりそうです。



次はもうすこし複雑な形状に挑戦してみたいです。曲線は型枠が難しいですが、それもいつか。



関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください