はじめに

この記事は2016年に話題となった「人間の肉はどんな味なのか?(What Does Human Flesh Taste Like?)」という動画を参考にし、人肉の味を擬似的に再現、体験しようというものです。
以下がその動画です。





僕にカニバリズム的趣向はないのですが、わりと何を食べるのも挑戦してみたいタイプです。
近所に人肉ラーメンとかあれば食べに行くかも。
ちなみに僕の肉食遍歴は以下です。
・牛
・豚
・鳥(鶏、鴨、鳩、雀、ダチョウ)
・馬
・ヤギ
・ヒツジ
・犬
・兎
・イノシシ
・熊
・鹿
・トナカイ
・鯨
・イルカ
・爬虫類(カエル、ヘビ)


とはいえ、人肉を食べることには抵抗があります。実際に食べられる機会があったとしても、なんだかんだで遠慮すると思います。やはり倫理的思考が働きブレーキを掛けるのです。

でも擬似体験できるのであれば、それは試してみたい。そんな矛盾した気持ちを抱えながらの再現、体験です。
おそらく僕のような人間はたくさん(?)居ると思うので、その方々はこの記事を参考に試してみてはいかがでしょうか?
※当たり前ですが、人肉は使用しません
※決してカニバリズムを助長する意図はありません




















日本で人肉は食べられるのか?

日本には「人肉を食べてはいけない」という法律はないそうです。


しかし、生きた他人から肉を手に入れる事は自動的に傷害罪に繋がります。
仮に死体から入手しようとした場合にも、死体損壊・遺棄罪に繋がります。

緊急避難に当たる場合は例外的に許される可能性はありますが、あまり現実的ではありませんね。
※法律の専門家ではないので、間違っていたら申し訳ありません



よって、人肉を合法的に手に入れる方法は自傷行為の他にないようです。
僕には自傷行為をしてまで人肉を食べたい願望はないので、とりあえず合法であっても人肉を食べる機会はなさそうです。







レシピ作成

擬似人肉を作成するレシピを作ります。

動画によると、筋繊維は牛肉や鶏肉に似ているようです。ですが、匂いは牛や豚に似たものに加え、若干の獣臭が混じっているようです。



また、別の文献も調べてみました。
ジャーナリストであるウィリアム・シーブルック著の「Jungle Ways」です。これは、1920年代に西アフリカを旅した際のことを記しており、その中で以下のよう記されています。
それは十分に成熟した仔牛肉のようでした。若くはないが、まだ牛肉にはなっていないような。そのことは明らかではあったのですが、私が今までに食べてきたどの肉とも違うとも言えます。十分に成熟した仔牛肉とよく似ており、通常の味覚をもつ人であれば、仔牛肉との区別はできないと思います。例えばヤギ、狩猟動物、豚肉のように、他とはっきりと区別できる味ではなく、特徴的な味をもたないマイルドで良質な肉でした。
ステーキでは通常の仔牛肉よりはやや固く、少し筋っぽいが、食べられないほどのものではありませんでした。
私が食べたロースト(カットした中央の一切れ)は柔らかく、そして”色”、”質感”、”匂い”は「味」と同様に、私たちが知ってる肉の中で、仔牛肉が最も似ている肉であるという私の確信を強くさせました。
※雑な翻訳なので、間違っていたらすみません




その他に、カニバリズムの経験がある連続殺人犯とポリネシア人の証言によると、最も近いのは豚肉だと言っているようです。






人によって意見は様々なようですが、最終的に動画にならって以下の肉を使用することとします。
・牛肉
・豚肉
・ラム肉

本当は牛肉ではなく仔牛肉を使用したかったのですが、手頃に入手できそうになかったので。
いつか別の機会があれば、仔牛肉で再チャレンジしてみたいです。







擬似人肉クッキング

3種類をミックスするので、半強制的にひき肉料理となります。
今回作る料理名は以下です。
擬似人肉のミートボール 〜トマトソース煮込み〜

材料( 5〜6人前)
ミートボール:
・合挽肉(牛:豚:ラム=1:1:1):600g
・にんにく:2片分
・玉ねぎ:半分
・パン粉:大さじ8杯
・牛乳:大さじ8杯
・塩コショウ:少々
・バジル:少々
トマトソース:
・赤ワイン:100ml
・カットトマト缶:400g
・ケチャップ:大さじ6杯
・中濃ソース:大さじ2杯
・塩コショウ:少々



1.タネ作り
玉ねぎをみじん切りにし、サラダ油を敷いたフライパンで飴色になるまで弱火で炒めます。
にんにくは摩り下ろすか、みじん切りにします。
玉ねぎとにんにく、その他の材料をすべてボウルに移し、よく混ぜ合わせます。



2.ミートボールに整形
直径3cmほどの団子状に丸め、小麦粉をまぶしておきます。



3.ミートボールを焼く
サラダ油を敷いた中火のフライパンで、ミートボール全体に軽い焼き目がつくまで焼きます。
これは煮崩れを防止するためのものなので、中まで火を通す必要はありません。



4.トマトソース作り
トマトソースの材料を鍋にいれ、中火にかけます。



5.煮込み
トマトソースが温まってきたら、弱火にしてミートボールを投入します。
そのまま15〜20分ほど煮込みます。底が焦げ付かないように気をつけましょう。



中までちゃんと火が通っていれば完成です。



そのままでも良いですが、一晩寝かせると味がよく染み込むと思います。



(6.保存)
保存の際はジップロックに入れて、冷凍保存でOKです。







実食

一人で食べるのも味気ないので、以前勤めていた会社の方々に振る舞うことにしました。
その日は高尾山ハイキング企画があり、そこでのお昼ご飯で実食します。


天気も良く、絶好のハイキング日和です。




山頂まで登り、そこから一丁平まで進み、お昼ご飯の準備です。






いざ実食です。
「あんまり料理しないので味の保証はありませんが、皆さんよかったら食べてください」
『(一同)いただきまーす』

モグモグ

「どうですか?」
『トマトソースと合ってて美味しいよ。けどちょっと不思議な味がする』
『ちょっとミートボールとしては薄味な感じがするけど、美味しいよ』
『うん、ちゃんとミートボールしてるよ。イケるイケる』

「口に合って良かったです。ちなみにこれ、人肉の味を再現したものなんですよ」
『(一同)・・・』







喜んでもらえたようで安心しました。皆さん、わりと興味をもって食べてくれました。




最後に

特に落ちはないですが、記事はおしまいです。

個人的な感想ですが、もしこれが正確に人肉の味を再現できていたとしたら、無理して人肉食べる必要はないなーと思いました。不味くはないですが、他に美味しいお肉はたくさんありますので。
「羊たちの沈黙」でおなじみのレクター博士は人間を美味しく料理するのが生きがいなようですが、そこまで執着するほどの味ではないと感じました。まあ好みは人それぞれです。

最近はドラマシリーズの「ハンニバル」で、マッツ・ミケルセン演じる若い頃のレクター博士が人間を調理していますね。でも主に内臓を食べているようです。レシピもたくさんあるみたいですよ。
興味のある方は視聴してみてください。




以上です。
カニバリズムに足を踏み入れる気は全くないが、入り口そばから中を覗いてみる程度に興味がある方。是非ともお試しください。
※決してカニバリズムを助長する意図はありません


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