小さな光すら寝る時には邪魔

徐々に気温も上がりだし、我が家には蚊が出てきました。早くも部屋に電子蚊取りをつけているのですが、僕の部屋の電子蚊取りはスイッチを入れると緑色に光るという仕様。なるべく真っ暗で寝たい僕にとっては、そんな光が微妙に邪魔だなーと思っていました。

そんな時に役立つのがアイマスクですよね。以前から数回、市販のアイマスクを試していました。しかしフィット感、締め付け感が気になり長く続かないという事が続いていました。






そこで今回、自分にフィットする、自分のためだけのアイマスクを作ってみました。












顔型取り

まずは自分の顔型をとります。使用したのは”おゆまる”、お湯で温めると柔らかくなるプラスチック粘土です。これを温め、寝転がった状態で目元に乗せます。温度や髪の毛を巻き込まないように注意しましょう。
冷めたら剥がしてOK。ちょっとしたホットアイマスク感覚です。
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固まったおゆまるに、パテを流し込みます。使用したのは”パテ革命 モリモリ”です。硬化時間が早いので、さくさく作業を進められます。
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固まったパテを、プラ版で作った台に乗せ整形。綺麗な形に整えます。
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形を整えたら、剥離剤としてリップクリームを塗り、その上に石膏粘土を被せ、反対側の型をとります。
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石膏粘土が固まったら、顔型は完成です。
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革の整形

出来上がった顔型を使い、革をプレスします。
水で濡らした革に圧を加えることで、形を整形することができます。立体的な形を作りたい時に役立ちます。
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出来上がった革がこちら。しっかりと顔型に仕上がっています。
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裁断と縫製

革をアイマスク用に切り出します。その他部品や紐をつけ、先に裏布用の縫い穴を開けておきます。
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裏布を水で少し薄めたボンドで接着します。その際も顔型を使うことで、布を立体的に貼り付けることができます。
接着がおわり、余分な布を切り落とします。この布は端がほつれにくい布なので、切りっ放しでOK。
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メッシュ布を縫い付けていきます。予め開けておいた縫い穴を利用し、縫い付けます。この際、内側から外側へ縫っていくと、鼻の立体部分もうまく縫うことができます。
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メッシュ布は少し余分のでる大きさにカットし、内側に折り込むように縫い付けます。
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完成

紐にマジックテープをくっつけたら完成です。ゴムの締め付けが嫌いなので、マジックテープにしました。
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使用感は、自分の顔型どおりのため、予想通りバッチリです。顔に当たる部分はメッシュ布なので、蒸れはあまり感じません。ただ夏場はわかりませんが。
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あとがき

いかがでしたでしょうか。
DIYの最大の魅力は、やはり自分のサイズで作れるところですよね。超平均骨格体型のマネキンみたいな人物でない限り、市販品がジャストフィットな人はいませんもの。



知人に見せたところ。なにかスチームパンク感があると言われました。たしかに金属部品でもつければ、良い感じかもしれないですね。でも普通に寝る用なので、これはこのままにしておきます。



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