前記事の続きです。
参考:[ロードムービー]世界一参考にならない旅映画ランキング Part1

前書き

独断と偏見にまみれたランキングです。最初に言っておきますが、これを見ても参考にはならないと思うので、「まあこういう趣味の人なのね」くらいに思ってください。
このランキングを作る際、「ロードムービー」という定義をずいぶん広くとらえています。

・目的地にむかって移動している
・目的を探し移動している
・誰かを探し移動している



なんとなくこの辺の要素が含まれていたら、それはロードムービーとしてしまいました。ですのでこのランキングをみて「これロードムービーじゃなくない?」と思われても、そこはいわゆる「独断と偏見」というやつなので許してください。

邦画・洋画・アニメは問いません。



なお、映画情報の表記ですが、以下のように書いて行きます。
第◯◯位 タイトル (原題)
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コメントにネタバレ要素あり。
シリーズものは、まとめて一つの作品とみなします。

ランキングは降順です。












ランキング再開

第25位 ムーンライズ・キングダム (原題:Moonrise Kingdom)
1960年代ニューイングランド島。自分が養子だということを寂しいと感じながらボーイスカウト活動をしていたサムは、常に本を読んでいる少女スージーに恋をする。キャンプでの生活になじめない二人は文通を始め、キャンプから勝手に抜け出し森で自由気ままに過ごしていた。一方、村では保安官やスージーの両親らが、二人を捜していたのだが……。

参考:ムーンライズ・キングダム

若すぎる二人の駆け落ち逃避行物語。
嫌でも付いて回る規律や人間関係、煩わしくてもその中で過ごさなければいけないのが社会というもの。このキャンプは社会の中の、さらに小さな社会生活。
嫌ならば抜け出せば良いが、小さな社会を抜け出しても、そこには未だ大きな社会の中。うーん、子供というだけで物悲しい。
愛だの勇気だのといったチープ(失礼)なものでなく、子供の人間としての主張。そんな感じの映画だった。






第24位 隠し砦の三悪人 (原題:隠し砦の三悪人)
百姓の太平と又七は、褒賞を夢見て山名と秋月の戦いに参加したが、何も出来ないまま、秋月の城は落ち、山名の捕虜になって焼け落ちた秋月城で埋蔵金探しの苦役をさせられる。夜、捕虜たちが暴動を起こし、それに紛れて二人は脱走する。2人は谷で、薪の中から秋月の紋章が刻まれた金の延べ棒を発見する。そこに屈強な男が現れる。

参考:隠し砦の三悪人

黒澤明監督作品。エンターテイメント性の高い作品ですね。
やはり平太と又七に感情移入してしまうのはなぜでしょう。これが百姓気質ってやつなのでしょうか。
スター・ウォーズのR2-D2とC-3POはこの二人をイメージしているそうですね。きっとR2D2が太平でC3PO又七かな?見た目的にも。






第23位 パリ、テキサス (原題:Paris,Texas)
テキサスに存在するという地、「パリ」を探して放浪の旅に出たトラヴィス。暑さと疲労で倒れた彼は、弟に引き取られてロサンゼルスに連れ帰られる。そこには4年前に置き去りにした息子のハンターがいた。しかし妻の姿は見えない…。

参考:パリ、テキサス

行方不明の兄を迎えにいった弟、二人は車で帰る。
兄弟の旅が始まるのかなーと思ったら、メインは妻探し。息子とふたり、少ない情報だけを頼りに妻を探すのです。
夫婦って関係性はまだどんな物かはわからないけど、「婚約」というのはいわゆる「契約」で、良悪問わず束縛がうまれるのでしょう。体の一部を掴まれているような、または掴んでいるような関係性。夫婦ってそういう感じなのかなと思いました。
自分で書いていてちょっとよく解らなくなってきたなー。






第22位 モーターサイクル・ダイアリーズ (原題:Diarios de motocicleta)
1952年1月4日 、アルゼンチンのブエノスアイレスに住む医大生エルネストは喘息持ちにもかかわらず、先輩の「放浪科学者」ことアルベルト・グラナードと共に1台のバイクにまたがり、12,000キロの南米大陸縦断旅行へ出かける。

参考:モーターサイクル・ダイアリーズ

チェ・ゲバラの若い頃のお話。というのを知ったのは何故か数年後だった。その後「チェ 28歳の革命」「チェ 38歳 別れの手紙」を観て、「ああ、やっぱりあれはチェ・ゲバラだなー」と思い返す。
バイクでの旅だが、メインはバイクに乗っている場面ではなく、その街々での出会い。その割合がその他ロードムービーよりも多いです。この出会いの多さがチェ・ゲバラ故なのかもしれませんね。






第21位 ダージリン急行 (原題:The Darjeeling Limited)
父の死をきっかけに別々の道を歩みはじめ、それぞれの人生で悩み迷っていたホイットマン家の3兄弟、フランシス、ピーター、ジャック。あるとき、事故で九死に一生を得たフランシスは、兄弟のきずなを取り戻すため、弟たちをインド旅行に誘う。

参考:ダージリン急行

正直なところ、「ダージリン急行」というタイトルが好きなくらいで、内容がどうこうって感じはあまりない。そのくせこの順位にいるのは、自分でもよくわからない。実は列車の旅って好きなんです。鉄オタではないですけど。
兄弟の絆を取り戻す旅だけれど、結局何かを失わないと気付かないことなのだろう。幸いにも3人とも大人で、それぞれ色々な考えができて、さらにいま一緒にいる。
親子のあり方と、兄弟のあり方って違うんだなー。家族なのに。






第20位 パーフェクト・ワールド (原題:A Perfect World_jp)
1963年秋のアメリカ合衆国テキサス州。刑務所から脱獄したテリーとブッチは、逃走途中に民家へ押し入る。彼らは8歳の少年フィリップを人質に逃亡するが、ブッチはフィリップに危害を加えようとしたテリーを射殺し、2人で逃避行を続ける。

参考:パーフェクト・ワールド

なんとなくクリント・イーストウッドが観たくて選んだ映画だったが、彼はサブだった。
良くも悪くも大人は子供の影響をうけ、一方、大人にそういう気がない方が子供はのびのび育つ。躾を悪く言うつもりはない。どこまでを躾の一環とするかって難しいなーと思いながら観た。
人が人を理解しようとすることは難しいけど、最後までやらねばならぬ事ですね。






第19位 幸福の黄色いハンカチ (原題:幸福の黄色いハンカチ)
新車を買って、あこがれの北海道をドライブする欽也は、一人旅の朱美をナンパして二人で旅を続ける。途中、出所したばかりの中年男・勇作と知り合い、3人は旅を共にすることに。やがて勇作は、「自分を待っていてくれるなら、家の前に黄色いハンカチを掲げておいてくれ」と妻に手紙を書いたことを打ち明ける。

参考:幸せの黄色いハンカチ

桃井かおりって昔っから桃井かおりなんだなーと。
武田鉄矢って昔っから武田鉄矢なんだなーと。
珍しく弱気な健さんを観れてちょっと得した気分になりました。草野球のキャッチャーはあんただぜ。
出所後のビールシーンはもともと裏話を知っていたけれど、知っていても美味そうすぎて、美味そうすぎて、美味そうすぎました。






第18位 ファンボーイズ (原題:FANBOYS)
『スター・ウォーズ エピソード1』の公開を半年後に控えた1998年秋、スター・ウォーズファンのライナスは末期ガンにより余命3ヶ月が宣告されていた。仲間達は、スター・ウォーズを制作しているスカイウォーカーランチに侵入し、封切り前の『エピソード1』を彼が死ぬ前に見せようと、カリフォルニア州マリンカウンティを目指して旅に出る。はたして彼らは、侵入した数多のファンを発見し丁寧に排除してきた厳重なセキュリティをかいくぐって、『エピソード1』をライナスに見せることができるのか!

参考:ファンボーイズ

僕はスター・ウォーズマニアでもなんでもない。一通り観ただけ。けど面白い。
この映画の最大の魅力は、途中で対峙する勢力との抗争。しかしそこに現れる救世主!というかパロディに本気を出し過ぎていて、これぞ大人の本気なお遊びといった映画です。
スター・トレックファンも楽しめるのもこの映画の良いところ。たぶん。






第17位 プライベート・ライアン (原題:Saving Private Ryan)
1944年6月。ノルマンディ上陸作戦は成功に終わったものの、激戦に次ぐ激戦は多くの死傷者を出していた。そんな中、オマハビーチでの攻防を生き延びたミラー大尉に、落下傘兵ライアン二等兵を戦場から救出せよという命令が下された。彼には3人の兄がいたが、全員が死亡。兄弟全てを戦死させる訳に行かないと考えた軍上層部の決定であった。ミラーは中隊から7人の兵士を選び出し、生死も定かでないライアン二等兵を探すために戦場へと出発するのだが……。

参考:プライベート・ライアン

戦争映画だが「誰かを探し移動している」の定義によりロードムービー。
トム・ハンクスの当り映画率の高さは異常ですね。てかこの邦題はなぜSavingを抜いたのだろう。
好きなシーンは捕虜を目隠し状態で逃がす所と「くっつき爆弾」をつくる所。






第16位 世界最速のインディアン (原題:The World’s Fastest Indian)
1960年代、ニュージーランドの南端に位置する田舎町インバーカーギル。独り小屋に住む67歳の男バート・マンローは、オートバイ1920年型インディアン・スカウトの改造に日々勤しんでいた。彼の夢は、ユタ州ボンネビル・ソルトフラッツへ渡米し、その愛車で世界最速記録に挑むことだった。

参考:世界最速のインディアン

ハンニバル・レクターで御馴染みのアンソニー・ホプキンスが自分の信じる道をひたすた進む映画。
きっと一度だって海外旅行をしたことはないのであろう。業界の常識なんて何のその。自分のルールと、自分の経験だけを信じる。なにも知らないからこそ、目指すものへ一直線。最速最短で世界最速記録に挑むかっこいいジジイのお話。






第15位 オー・ブラザー! (原題:O Brother, Where Art Thou?)
大恐慌に喘ぐ1930年代のアメリカ南部。ミシシッピ州で服役する詐欺師のエヴェレットは、共に鎖でつながれた囚人ピートとデルマーと共に脱獄を図る。
三人が目指すのは、昔エヴェレットが埋めたという120万ドルの大金。だが、その隠し場所は人造湖建設の予定地であり、あと4日で水没する運命にあった。目標に向かって邁進する三人は、旅の途中で様々な人物と出会う。

参考:オー・ブラザー!

脱獄逃走映画なのだが、コミカルに進むストーリーに自然と笑みがこぼれる。
道中での出会いが次なる出会い、ハプニングを呼びよせ、いつの間にか「あれ?こいつら何処に向かってるんだっけ?」となり、ダムの完成で水がっ!ってところで「あ、こいつら金探してたんだ」と思い出す。
観ている側が忘れてしまう位だから、お金はあまり重要ではないのかもしれないですね。






第14位 イージー・ライダー (原題:Easy Rider)
メキシコからロサンゼルスへのコカインの密輸で大金を得たワイアットとビリーは、金をフルカスタムされたハーレー・ダビッドソンのタンク内に隠し、カリフォルニアからマルディグラ(謝肉祭)の行われるルイジアナ州ニューオリンズ目指して旅に出る。

参考:イージー・ライダー

ロードムービーの金字塔。ロードムービーといったら、100人いたら90人はこの映画をあげると思う。
この映画の魅力の一つは挿入歌。60’s,70’sロック好きにはたまらない、らしい。「らしい」というのは、僕は洋楽どころか日常的に音楽を聴く習慣すらないので。「Born to be wild」くらいしか知らなかった。
個人的に好きなシーンは、留置所をでたジョージ(ジャック・ニコルソン)がバーボンを喰らい「ニッ!ニッ!ニッ! インディアン」と言うところ。いまいち意味はよくわかってないけど、飲み屋でこれを真似する。だれも気付いてくれないけど。
さりげなくキャンプ中にもやってるね。






第13位 東京ゴッドファーザーズ (原題:東京ゴッドファーザーズ)
自称・元競輪選手のギンちゃん、元ドラァグ・クイーンのハナちゃん、家出少女のミユキ、三人は新宿の公園でホームレス生活を送っていた。クリスマスの晩、ハナちゃんの提案でゴミ捨て場にクリスマス・プレゼントを探しに出かけた三人は、赤ちゃんを拾う。赤ちゃんに「清子」と名付け、自分で育てると言い張るハナちゃんを説得し、三人は清子の実の親探しに出かけるが、行く先々で騒動が巻き起こる。

参考:東京ゴッドファーザーズ

いまだに何となく「ろくでなし」を口ずさんでしまう。
家族の結びつきは接点が多いほどに強いのかなと。ホームレスの3人は本物の家族ではないけれど、3人の三角形の中心に清子を据える事で、強固な繫がりが生まれたのですね。
クリスマスだからこそ色々な奇跡が起こったのか、そもそも奇跡と言えるのか。まあ「終わりよければすべてよし」っていうのが奇跡の絶対条件。
クリスマスに何か良い期待をしてしまう映画。






第12位 パフューム ある人殺しの物語 (原題:Perfume:The Story of a Murderer)
18世紀のパリ、悪臭のたちこめる魚市場で産み落とされたジャン=バティスト・グルヌイユ。驚異的な嗅覚を持つがゆえに、奇怪な青年として周囲に疎まれている彼は、ある晩、芳しい香りの少女に夢中になり、誤って殺してしまう。その後、彼は少女の香りを求めて調香師になり、香水作りに没頭するが……。

参考:パフューム ある人殺しの物語

これもロードムービーと呼ぶにはどうかと思ったが、「誰かを探し移動している」の定義によりロードムービー。
究極の香りを求め続ける男が殺人を繰り返すお話ですね。連続殺人ではありますが、猟奇的だとかグロいわけではないので、ホラーが苦手な方でも観られます。
予告編で流れた処刑台のシーンをみて、絶対に観ると誓った映画。あのシーンはオーケストラみたいだったなー。






第11位 アンドリューNDR114 (原題:BICENTENNIAL MAN)
ロビン・ウィリアムズ主演のヒューマン・ドラマ。人間になりたいという願望を持つ、アンドロイドのアンドリュー。彼が200年にわたって人間の心を育んでゆく過程を、心温まる描写で綴ってゆく。全身ロボット・スーツを被りながら、その持ち味を醸し出すウィリアムズが絶品。サム・ニール共演。ある一家に購入された家事用ロボットのNDR114。アンドリューと名付られ、家族の一員として生活を営むうち、次第に彼は人間への憧れを抱くようになってゆく。

参考:アンドリューNDR114

子供の時に観て、子供ながらに涙した記憶がある。
ありがちですね。昔っからそうなんです。ロボットやアンドロイドは、心を持つものなのです。
ロードムービー要素は少なめだけれど、人生まるっと挑戦の旅みたいな映画なので。
(メタ発言だが)実際に中に入って演じていたのが本人なのかは知らないのですが、やはりロビン・ウィリアムズが中に入っていたのだろうと思っています。見た目的な話もありますが、どうしてもそう見えてしまう不思議。
ああ、ロビン・ウィリアムズ生き返らないかな。






第10位 レインマン (原題:RAINMAN)
チャーリーは高級車のディーラーをしているが経営が思わしくない。そんな彼のもとに長い間没交渉になっていた父の訃報が届く。遺産目当てに故郷にかえったチャーリーは、車とバラ以外の財産が自閉症の兄レイモンドへの信託財産として運用されることを知る。遺産を手に入れようと、チャーリーはレイモンドが入所している施設から強引にレイモンドを連れ出し、ロサンゼルスに戻ろうとするが、その道中でレイモンドの持つ特殊な才能と、幼い頃に彼と交わした交流を思い出す。

参考:レインマン

トム・クルーズはさておき(失礼)、ダスティン・ホフマン。好きな役者です。世界一自閉症を演じるのがうまい役者(失礼)。「アイ・アム・サム」は知的障害だったと思うけど、とにかく本当にそうみえる。
兄弟は近くにいてこそ繋がり、絆が生まれるのでしょう。一緒にいないとわからない事が多い。チャーリーは私欲の為にレイモンドと行動を共にするけど、行動を共にして始めて気付くのですね。






第9位 イントゥ・ザ・ワイルド (原題:Into the Wild)
裕福な家庭に生まれ、物質的に恵まれた環境で育ったクリス・マッキャンドレスは大学を優秀な成績で卒業する。両親はハーバードのロースクールに進学することを望んだが、金で物ばかりを与える親に嫌気が差したクリスは学資預金を寄付し、身分証を切捨て、この世界の真理を求めアラスカへと旅に出る。旅路の中で様々な人と触れ合い、本当の幸せとは何かを知る。

参考:イントゥ・ザ・ワイルド

出来る限りを与えられて育ってきた青年が、出来る限りを捨て、出来る限り自分の手で生きようとするお話。
無い物ねだりって言えばそうかもしれません。でもある物だけの人生って、何も知らないのと同じではないでしょうか?知っていると思っている事が、実は知らなかった事だったなんて、よくありますよね。
百聞は一見に如かず。って事ではないのでしょうが、実際に見たい、体験したいものなのです。






第8位 ジャンゴ 繋がれざる者 (原題:Django Unchained)
ディープサウス。解放奴隷のジャンゴがドイツ系賞金稼ぎのドクター・キング・シュルツと共に、サディスティックでフランスかぶれの農場主カルヴィン・キャンディに立ち向かい、奪われた妻のブルームヒルダを救おうとする。

参考:ジャンゴ 繋がれざる者

ロードムービーと呼べるかはわからないが、「誰かを探し移動している」の定義によりランクイン。しかもこの順位。
タランティーノ監督作品は安心して観られます。なぜって「大体死ぬから」です。今回も死にまくりました。そして復讐劇は死にまくる方がいいです。復讐者は最後までやりきらないとアクションとして面白くない。心の葛藤を描いた作品ならいいが、そうでないのなら最後までやりきらないと。
これは救出劇に復讐劇。ロードムービーならではの旅先での出会い的なものはほとんどありません。けど面白いので観てね。






第7位 リトル・ミス・サンシャイン (原題:LITTLE MISS SUNSHINE)
小太りの眼鏡っ子、オリーヴの夢は美少女コンテストで優勝すること。地方予選で繰り上げ優勝した彼女は、独自の成功論に取りつかれる父リチャードや母のシェリル、自殺を図ったゲイの伯父フランクらと車で決勝大会の会場を目指す。

参考:リトル・ミス・サンシャイン

みなさん「やっと来たか」という作品ですね。好きな作品です。特に書くこともありませんかね。
家族が想い合うのって難しいですね。家族を守るってどういう事なのでしょう。世の中理不尽なことだったり、自分にはどうにもならないことがたくさんありますね。
そんな時でも時間はすぎるし、お腹はすくし、問題は解決しないし。結局はなにか行動を起こさなくてはならないのです。
そんな時はどうすればいいのでしょうか。
すべての頑張る人を応援したくなる不思議な映画。






第6位 レニングラード・カウボーイズ (原題:Leningrad Cowboys)
カチカチに固めたとんがりリーゼントに、同じように爪先のとがった靴をはき、旧ソ連の軍服でR&Rを唄いまくる怪しの集団、レニングラード・カウボーイズを主役に、ロシアを思わせるツンドラ地帯の故郷を後にした民俗音楽バンドが、ひと山あてようと企むマネージャーにそそのかされ、アメリカへ渡る。

参考:レニングラード・カウボーイズ

「レニングラード・カウボーイズ ・ゴー・アメリカ(Leningrad Cowboys Go America)」と「レニングラード・カウボーイズ 、モーゼに会う(Leningrad Cowboys Meet Moses)」の2作品をまとめています。
別になにがどうって映画でもないのです。ただただ奇天烈な男たちの演奏旅。頭からつま先まで(文字通り)尖った男たちは一見すると謎めいていて厳ついオーラを放っている。しかし彼らの旅を覗き観ると素直さとチャーミングさを持ち合わせた可愛い男たちだとわかる。
改めて言うが、別になにがどうって映画でもないのです。ただ興味のある人は、彼らの演奏旅を覗いてみてはいかがでしょう。






第5位 ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア (原題:KNOCKIN’ ON HEAVEN’S DOOR)
とある病院で余命幾許もないと診断された二人の若者。天国で流行しているという海の話をするために、海を見たことがないルディとマーチンは車を盗み、病院を脱走し海へと走り出した。途中で犯した強盗の罪により警察と車を盗まれたギャングの双方から追われる立場となった二人が海で見たものとは―。

参考:ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア

「入院中の患者に観せられない映画ランキング」第1位。(僕調べ)
天国で流行している話題は海について。人間にとってやはり根源的なものだから海に惹かれるのでしょうか。
自分が余命僅かと知ったらどうなるのだろう。考えても仕方がないのでその時に考えるが、きっと海に行くというチェック項目はあるだろう。
ちなみに「最高の人生の見つけ方」( The Bucket List)はランク外。たしか60位くらい。






第4位 A.I. (原題:A.I. Artificial Intelligence)
故スタンリー・キューブリックが長年温めてきた企画をスティーヴン・スピルバーグ監督が映画化したSF人間ドラマ。近未来。人々の周りには彼らをサポートするために造られたロボットがあふれていた。外見は人間と変わらないロボットたちだが、唯一、感情だけが欠けていた。しかしある時、不治の病にかかった少年の代わりに夫婦に与えられた子供のロボットに、実験的に愛をプログラムする試みが初めて行われた。少年は夫婦の愛情に包まれ生活を送るのだったが……。

参考:A.I.

キューブリックバージョンも観たかったなあ。
人間になれば母親に愛してもらえる。そう信じて人間になるべくブルーフェアリーをさがす旅にでるのだ。健気。
なにをもって人間とするのだろう。この手のSFにこの疑問は必然ですね。道具として生まれてきたロボットは、永遠にロボットなのだろうか?「居る」ではなく「有る」なのだろうか?
ジゴロ・ジョー(ジュード・ロウ)の台詞はシンプルで明瞭、忘れられないですね。
「I am, I was」






第3位 十五才 学校IV (原題:十五才 学校IV)
中学3年生の川島大介はどうしても学校に行くことができない、いわゆる不登校の状態。大介はある日、九州の屋久島にある、樹齢七千年を超えると言われる縄文杉を見に行くことを決める。そして、両親に内緒で初めてのひとり旅に出る。大介は、横浜郊外のインターチェンジからヒッチハイクを始めるのだが……。

参考:十五才 学校IV

第3位は山田洋次監督。いやー、しかし、「幸せの黄色いハンカチ」しかり、ロードムービー撮るのがうまい。
学校シリーズのくせに、学校へいかない大介。けど旅先での出会いや経験が大介を人間的に成長させる。「我以外皆我師」宮本武蔵の言葉ですが、外で学ぶことも多いのですね。
急ぐことはない、自分で進むことで色々なものを見つける。そんな詩を送った人がいたな。引きこもり。
学校シリーズはいいねえ。






第2位 ストレイト・ストーリー (原題:STRAIGHT STORY)
アルヴィン・ストレイトは娘のローズと暮らす73歳の老人。彼は不摂生のためか腰が悪く、家で倒れても人の力を借りなければ立ち上がることもままならない。
ある日、若い頃からの不和が原因で長年会っていなかった兄が倒れたという知らせが届く。兄が住む家までの距離は350マイル(約560km)。アルヴィンは芝刈り機に乗り一人で無謀とも言える旅に出た。

参考:ストレイト・ストーリー

第2位はじいさんの冒険。
荷台を改造したキャリーを牽引し、時速8kmの芝刈り機で旅にでる。この時速8kmって遅いですよね。でも歩く速度って時速4kmくらいだから、早いですよね。
この時速8kmって中々に良い速度だと思うのです。持論ですが、旅に最適な速度って時速10〜25kmくらいだと思うんですよ。歩くよりは早く、景色を見るには十分に遅い。
僕はいつか一人用キャンピングキャリーを作って、原付で牽引してその辺をフラフラするのが夢です。原付牽引の制限速度は時速25kmです。バッチリです。






第1位 プリシラ (原題:The Adventures of Priscilla)
シドニーに住むドラァグ・クイーンのミッチは、アリススプリングスのカジノでのパフォーマンスの仕事のため、2人の友人―性転換者のバーナデットと、若くて騒々しいフェリシアと共に1台のバス「プリシラ号」をチャーターし、アリススプリングまで砂漠の中を旅に出た。

参考:プリシラ

砂漠の女王プリシラ。
堂々の第1位はオカマ集団となってしましました。でもおもしろいから仕方がない。
元気のでる映画です。3000kmの移動なんてなんのその。彼女ら(彼ら)を求める声さえあれば、地球の果てまで。
まあ映画としては、よくあるほのぼのロードムービーなんですけどね。でもやっぱり、映画を観て元気になるって、素晴らしいことです。素晴らしいって元気になる事なんです。
是非観てね!なんて言えないけど(下ネタ多いし)、元気になりたい人は観てみるといいかも。










さいごに

これにてランキング50は終了です。みなさん参考になりましたでしょうか?とか言いつつ、そもそも参考になるなんて思ていないのですけれども。

個人的な記憶のまとめ作業の一環です。そもそも評論家でもなんでもないですし。判断基準は「好き」「嫌い」くらいなもの。このランキングはその間でどの位置にいるかを並べ替えただけのものです。

今後も観る本数が増えていくことで、このランキングも変わっていくとおもいます。今のところ改変予定はありませんが、また本数が溜まったら記憶の整理をかねてやりたいと思います。



ではでは。



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