美味すぎるおつまみ

以前ウクライナを旅行している時に、サーラ(сало)という物を食べました。その正体は豚の脂身の塩漬けです。
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僕はコレのおいしさに感動してしまいました。「コレのおいしさを知らない日本人は可哀想だ」そうとまで思ってしまうほど。



これをお土産にしたい!
そう思ったのですが、旅先から肉系を持ち帰ることは禁止されているのです。ですので、もし海外でサーラを購入しても、空港で捨てなければならないのだ。
まあ良いか。amazonで買おう。









帰国後
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どこを探してもサーラを見つける事は出来ませんでした。もちろん海外のamazonも、その他サイトも調べましたがダメでした。












…。



作るか。



というわけで
サーラ(сало)を作ってみた
















準備

材料
豚肉の脂身・・・3kg(他の人にお裾分けするので。めっちゃ多いですこれ)
ニンニク・・・3球(1kgあたり1球が目安)
塩・・・1袋
粗挽き胡椒・・・小瓶で2つ
バシル・・・小瓶で1つ(1/3をバジル風味にします)

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今回、豚の脂身は、春見町商店街の肉屋さんで購入。事前に頼んでおいて、次の日に仕入れて頂きました。お値段は3kgで¥300とかなりお安いもの。
ウクライナではサーラ用(?)に分厚い脂身が売られおり、その肉は皮付きというもの。しかし日本ではそんな物ありません。まあコレはこれはしようがない事です。気にせず漬けていきましょう。

肉3kgの内、1kgをバジル風味にすることに。まあお好みで香辛料を足してみてはいかがでしょうか。










1.下ごしらえ
まずニンニクの皮を剥きます。1粒1粒皮をむき、その後、付け根の固い部分を切り捨てます。
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香りを強く出すために、ニンニクを潰します。スライスでもいいですが、潰すか、すりおろすかの方が良いです。
共演は弟。
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2.ニンニクを擦り込む
用意した脂身にニンニクを擦り込んでいきます。ゴシゴシこするように。
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3.塩を擦り込む
次は塩。これもゴシゴシと擦り込みます。今は夏場なので、腐らないように大量に使用。ゴシゴシ。
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4.胡椒をふる
胡椒はは擦り込む必要はないですが、大量にかけましょう。画像ではまばらに胡椒がみえているくらいですが、もう全体を覆ってしまうくらいにかけた方が良いです。
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(5.バジルをふる)
香辛料を使う場合は、最後にふります。香辛料入りは、若干胡椒を少なめにして良いかと思います。それでも多めにかけるのがお勧めですが。1kgの脂身にバジルの小瓶を1つ全部をつかいました。



6.漬込む
密閉出来る容器に脂身を詰め込み、冷蔵庫で保存です。僕はジップロックを使用。ストローで中の空気を抜きました。
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7.熟成
3,4日もすると水分が抜けて下に溜ってきます。それは捨ててしまい、キッチンペーパーなどで脂身の水分も吸い取りましょう。その後、1週間ほど寝かせたら完成です。
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8.実食
参考:サーラ(сало)を食べてみた










余談

この作り方は、ほんの一例です。
今回は安全面や夏場ということを考慮して、大量に塩を使いました。豚肉ですしね。色々なサイトを見ていると、脂身1kgに対して、塩50gと書いてある所もあったので、そのくらいでも大丈夫なようです。

漬込み期間はバラバラですが、本場だと3〜6ヶ月も熟成するそうです。長期戦ですね。
熟成の方法も様々で、そもそも抜けた水分を捨てないで一緒に熟成とか、水分が抜けたあとに紙に包んで熟成だとか。

今回、ニンニクをデフォルトで使いましたが、僕がウクライナで食べた物は、普通のサーラと一緒にニンニクスライスを食べるというもの。なのでニンニクなしでもOK。



恥ずかしながら、僕はどの方法が本場なのかはわかりません。普通の塩漬けという形でつくりました。
まあ料理に正解なんて物はないわけですので、各々好みの作り方を探すのが良いのでしょう。




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