我が家にはティッシュボックスがない



僕の家の話ですが、ティッシュボックスというものが存在しません。その代わりに、トイレットペーパーが置いてあります。僕はティッシュの代わりにトイレットペーパーを使う信仰をしています。その理由は単純。トイレットペーパーならトイレに流せるからです。

まあティッシュなんて大した嵩ではありませんが、チリも積もれば何とやら。トイレに流せるならゴミの量が減ります。そもそもティッシュもトイレットペーパーも同じ紙なわけで、同じように使えるものを2種類もゴニョゴニョゴニョ….。



っとまあそんな僕ですが、トイレットペーパーの置き場には長年悩んでいました。というのも、ティッシュと違い、トイレットペーパーを入れておくケースの種類が少ないのです。まあそもそもがトイレで使うものですからね。可愛いデザインの物が時折出ているのですが、使い勝手が悪そうで買う気になりません。かといってずっと裸のまま置いておくのもなー。



そんなわけで、今回は卓上トイレットペーパーホルダーを作ることにしました。以下が要望。
・シンプル
・トイレットペーパーの設置が簡単


では始めましょう。







イメージ作成

まずはイメージ作成です。

台と棒と取手だけのシンプルなデザインです。トイレットペーパーを固定したりするのは面倒なので、さっと差し込むだけでOKな形にします。また、上部の取手を摘めば移動も簡単です。まあ基本的に持ち運ぶことはないのですけど。

台の裏面に丸みをつけることで、おきあがりこぼしのように、バランスが悪くても立ち直るようにしました。イラストの通りにつくると角度的に転びやすそうなので、もっと角度は浅く作ります。





基礎作り

台の基礎を作っていきます。
まずはアクリルの半球を固定し、そこにシリコンを流し込みます。このシリコンは裏面のフラットな部分用です。





台の側面になる型(ニベアの空き缶を使いました)を置き、グルーガンでしっかりと固定。シリコンの中心には、棒を通すためのネジを固定します。





固定が完了したら、セメントを流し込みます。





セメントが固まったら型から外します。




固まりが悪い角が欠けてしまいました。しかしコレは基礎となる部材で、後から別の素材を被せてしまうので問題ありません。
パテを塗り、全体を整えました。





ここまでが基礎作りです。
次はこの基礎に被せるレザーの加工を行います。






レザー加工

出来上がった基礎の裏面に、水で濡らしたレザーを被せます。軽い張力を掛けながら乾燥させ、丸みを帯びた形に変形させます。




上面にネジ用の穴を開けたレザーを被せ、裏面のレザーと縫い合わせれば、台の完成です。ちなみに縫い方はクロスステッチというものです。



最後に棒の上部につける取手です。
レザーの木端が余っていたので、積層にして削り出してみました。
合板のような見た目で、一見しただけではレザーには見えませんね。靴底なんかに使われる手法らしいのですが、ピカピカに仕上げるのが大変なので、ある程度で終了しました。








完成

台と取手を棒に取り付ければ完成です。




使い心地は、正直わかりません。普段はトイレットペーパーが机にポンと置いてあるだけなので、若干回転がスムーズになり取りやすいかな?という感想。
しかし指定位置ができたので、どこかに転がって行ってしまうこともないので安心です。





さいごに

いかがでしょうか?

僕は今まで卓上のトイレットペーパーホルダーを色々と探しましたが、いまいちピンとくる物がありませんでした。理由は、大抵のものは設置が面倒だからです。箱に入れて隙間から紙先をだしてーとか、芯を抜いて内側の紙を穴に通してーとか。
日常的に使うものなので利便性を優先したいのですが、そうするとただの棒と板で完結してしまいます。その中でも多少オシャレにしたい!!という、まあわがままです。

僕のと同じものを作るのはかなり面倒かと思いますが、構造でいえば棒と板を組み合わせるだけで同じものができます。装飾をすれば可愛いものができると思うので、もし興味のある方は試してみてはいかがでしょうか?





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