フィラメンが途中で折れちゃった


3Dプリンタを買いました。ANYCUBIC 4Max Pro 2.0 という機種です。

しばらくは問題なく使用していたのですが、この度フィラメントが中で詰まってしまいました。分解して除去したので、備忘録もかねて記事にして行きます。
なお、この方法はプリントヘッド交換と同じ手順ですので、プリントヘッド交換をしたい方も合わせてご覧ください。



では始めて行きましょう。





分解

まずは押出機上部につながるテフロンチューブを外します。
プラスチックの輪を下方向に押し込み、テフロンチューブを引き抜きます。



中で折れた状態のフィラメントが出てきました。フィラメントは押しても引いても動かない状態です。



押出機の後部にあるネジを2つ外します。


カバーを外します。
押出機前部はピンに引っかかっている状態なので、カバーを気持ち前方向に押して持ち上げると外しやすいです。



押出機を正面からみて、左側面にあるネジを1つ外します。




プリントヘッドにつながるコードを2つ外します。
※結束バンドは気をつけて切りましょう。



押出機裏面の左側にあるネジを1つ外します。
このネジは外す必要なかったかも。プリントヘッドが抜けなければ、こちらも外してください。
※作業に邪魔だったので、エアダクトは先に外してあります。



プリントヘッドを下方向に引き抜きます。



基本的な分解は以上です。プリントヘッド交換をしたい人は、このままマルっと交換すればOK。



フィラメント除去

プリントヘッドの中を覗いてみると、フィラメントが詰まっています。まずはこれを除去します。



プリントヘッドからノズルを外します。かなり硬く締まっていたので、クランプを使用。



ノズルを外し、無事にフィラメントを除去できました。



次に押出機に詰まっているフィラメントの除去です。
先ほどまではプリントヘッドが邪魔をして取り出すことができませんでしたが、外した状態であれば簡単です。

押出機上部の歯車を回してやると、フィラメントが送り出されて下から出てきます。





フィラメントの除去が終わったので、再組み立てです。手順を逆に踏めばいいので、解説は省きます。

改めてフィラメントを通し、無事に溶けたフィラメントが排出されれば完了です。





さいごに

いかがでしょうか。
機械類を分解するのは少し勇気が入りますが、こと3Dプリンタに関しては、これができないと整備もできないような感じですね。ノズルの付け替えも、おそらく分解してからやるべきだと思います。

ANYCUBIC 4Max Pro 2.0はあまり日本語の情報が豊富ではなさそうでした。少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
ではでは。




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