カビのお化け


小さい頃、「カビゴン」というポケモンを、カビのお化けだと思っていました。だってカビゴンだし。



正月ムードも去ったある日、放置していたミカンに小さなカビを見つけました。なんとなくカビの生態を観察するのも面白いかな〜と考え、瓶に入れてさらに放置してみました。しばらく経つと、瞬く間にカビがミカンを覆ってしまい、その繁殖力に驚いた次第です。



カビ観察の面白さに気づき始めたとき、ふっと昔の思い出が蘇る。ポケモンのカビゴンを、カビのお化けだと勘違いしていたことだ。当時は疑問に思ったまま通り過ぎたが、今なら名前の由来を調べることなど簡単。

どうやらポケモン開発会社のスタッフにモデルの方がいるらしく、その方のニックネームだそうです。



なーんだ、カビのお化けじゃないのか。なんだか残念。

カビのお化けじゃないのか、残念。

カビのお化けでもいいじゃん。

では始めていきましょう。






カビの培養

カビは既にミカンに付いているのですが、少し問題がありました。何も考えずに放置していたので、複数種のカビがミカンに同居している状態だったのです。なので培地を用意し、そちらに引っ越ししていただきます。そして今回使うのは青カビです。


用意したのはポテト培地というもので、名前の通り、ジャガイモ由来の培地です。寒天でできています。そこに青カビを擦りつけ、暖かい場所で保管。ものすごい勢いで増殖しました。


カビの準備はできたので、カビゴンの制作に取り掛かります。



カビゴンの制作

カビゴンは大きく分けると2色で構成されています。顔とお腹のベージュ部分と、それ以外の青緑部分です。今回はこの青緑部分をカビで作ります。そのために、上記で説明したポテト培地で、カビゴンをラッピングします。

手順は以下です。

1.カビゴンをつくる
2.型を取る
3.毛の部分を削る
4.隙間に寒天を流し込む
5.完成



1.カビゴンをつくる
3Dでカビゴンの大まかな形を作成。使ったのはBlenderです。それを3Dプリンタで出力。



大きさの調整、表面研磨、手足のディティール作成をし、サフを吹いてカビゴン本体は完成。



2.型を取る
シリコンで型を取ります。



3.毛の部分を削る
顔、腹、手の爪と足以外の箇所を削ります。PLAを使った3Dプリントなので、外層部を剥がし、パテで表面を整える感じで進めます。



表面を整え、再びサフを吹きます。



塗装をしたら、削りは完了です。トップコートには、ウレタンを使用しました。防水のためです。



4.隙間に寒天を流し込む
型に表面を削ったカビゴンを設置し、培地用の寒天を流し込みます。



寒天が固まったら型から外し、不要な寒天を取り除きます。



5.完成
寒天でラッピングしたカビゴンに青カビをのせ、観察用のガラス瓶に入れて完成です。ちなみに青カビは、筆で満遍なくのせました。



カビの成長観察

定点撮影用のブースを用意しました。



ここからはカビの成長過程をお楽しみください。





青カビゴン完成

すごい。こんなに可愛くなるとは。フワッフワです。青カビのパワー恐るべしですね。



さいごに

想像よりも可愛くなって、自分でも驚きました。今まではただ平面的に広がって行くカビを見るだけでしたが、今回のカビゴンでカビ観察の面白さが一気にステップアップした気がします。



カビの培養は理科の実験ぽいので、お子さんにも試してもらいたいものです。
ただ準備が大変だと思うので、いつか任天堂さんが子供向けの実験セットとして開発販売してくれる事を祈りましょう。

ではでは。



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