プリントがスカスカになっちゃった
近頃、3Dプリントが上手くいかないことが増えてきました。具体的に言うと、プリント時のフィラメント抜けが多くなり、薄いパーツを出力するときにはスカスカな壁になってしまう現象が起きました。
現象の悪化が進むにつれ、構造的に脆い状態まで達してしまったのでメンテナンスをするとに。
では、はじめて行きます。
調整
まずは送出しを調整してみた。押出機の正面から見て左手にあるフィラメント送出し調整のネジをいじってみる。このネジの締めを強くしてみた。
結果は変わらなかった。
次に温度調整。
フィラメントを溶かす温度が低いとノズルが詰まることがあるらしく、温度を200℃ → 205~210℃度に変更。
結果は変わらなかった。
ノズルを分解
これはノズル自体が悪くなっていると思い、分解。ノズルを外してみると、案の定、謎のドロドロが付着していた。嗅いでみると、甘酸っぱい、発酵したジャムのような匂い。
ナイロンチューブにも焦げ付きがあり、ノズルまわりが全体的に汚れているのがわかった。このドロドロしたものですが、おそらくギアのグリスだと思います。
ここのところ暑い日が続いていたし、プリンタ自体の稼働率も高かったため、グリスがノズル側に溶け出してきたのではないかと推測。
フィラメント送出し部のギア周りを覗くと、やはりグリスがはみ出ている感じだった。
ノズルに辿り着くまでのヒートシンク内部も汚れているっぽいので、プリンタ本体とコードを離し、全バラし。
全て清掃をし、ノズルも丸ごと交換しました。
結果、無事にプリント抜けもなくなり、スカスカが直りました。
さいごに
いかがでしょうか。近頃は3Dプリンタの扱いも慣れてきていたのですが、やはり定期的なメンテナンスが必要だと言うことを実感しました。
分解に関しては最初はどうなるか怖かったのですが、バラして見るととてもシンプルな作りで簡単でした。
ANYCUBIC 4Max Pro 2.0はあまり日本語の情報が豊富ではなさそうでした。少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
ではでは。
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