原因不明の通信遮断



先日、ビジネス用のメッセージングアプリ「Slack」が繋がらなくなる現象が起きました。通常の障害の類ではなく、451エラーという、いわゆるアクセス拒否でした。

現在は復旧しているのですが、当時は調べても有益な情報はなく、途方にくれるばかり。
せめて同じ現象が起こった方に、ことの成り行きだけでも伝えられればと思い記事にします。

なお、最後にSlackに問い合わせた結果も記しておきます。








Slack cannot be accessed from your location

ある日、Slackを立ち上げると以下の画面が表示されました。webサイトに飛んでも同様のメッセージが表示されます。


以下は内容。
Slack cannot be accessed from your location

Based on your IP address, it looks like you are in a country or region that has been restricted from accessing Slack in order to comply with United States government sanctions. Learn more
451エラーです。まあ何というか、検閲の結果として見る権限がないやつを、それとなくはじくエラーです。

メッセージ内容は大雑把にいうと、あなたのIPアドレスからの通信はアメリカ政府の制裁により制限されています。だそうです。何もやばい事した記憶はないのだが…。同じ現象を人を探したのですが、シリアとロシアの人が一人ずつ同じ現象になっていました。まあ何となくその2国はアメリカからの制限を受けるのも頷けますが(←失礼)、日本からのアクセスを制限てどういうこっちゃ。

「Learn more」がリンクになっているのだが、飛ばされたwebサイトもアクセス遮断されていて、同じメッセージが繰り返されるばかり。




試行錯誤

1.ルーターを再起動。→効果なし
とりあえずの再起動。効果はなかった。


2.IPを変更してみる。→効果なし
慣れない設定を頑張ってみたけど、徒労に終わりました。


3.Jcomで契約しているので、サポートに連絡→原因不明との回答
サポートの人はとても丁寧でした。いちおう。


4.IPがBANリストに登録されているか確認→Policy Blocklist (PBL) に登録あり→効果不明
(https://check.spamhaus.org/)で調べたところ、どうやらIPがブラックリストに入っているようだ。でも個人のメールサーバなんて立ち上げたかな。さくらインターネットのメールサービスを利用しているけど、それかな?とりあえず解除申請をして、無事にリストから削除されました。…回復の様子はなし。


5.Slack関連にアクセスできないので、Appstoreのレビューに文句→効果不明
普段はレビューなどしないが、Slack宛にメッセージを送る手段が他にないので実施。レビューはしたが、なかなか反映されない。とりあえず待つ。





〜10日後〜
通信が復活しました。復活理由は不明ですが、とりあえず色々やってみてよかったです。




Slackに問い合わせ

Slackに繋がったので、サポートに問い合わせをしてみました。その結果、以下のような答えが返ってきました。

そのトラブルについては、お使いのインターネットサービスプロバイダーによる IP アドレスの位置情報の反映システムが起因だったため、もし同様の現象が発生した際の回避策としては、普段とは違うネットワークをお使いいただくか、VPN 経由やスマートフォンのデザリング機能を使っていただくと、問題が発生したデバイス からもアプリにアクセスできる場合があるようです。ご参考いただければ幸いです。

位置情報の不具合により、別の地域からアクセスしていると勘違いされていたようです。シリアとかですかね?(←失礼)
そして解決策は別のネットやVPNなどを使えとのこと。これは環境によっては別ネットワークへの接続が難しい方もいますし、VPNは単語も知らない人も多いんじゃないですかね。

まあ根本的な解決策はなく、待つことしか出来なさそうですね。




さいごに

これといった解決策をしめすような記事ではないですが、皆様の参考になれば幸いです。

ではでは。



関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください