教科書は一旦よこへ


言語の習得は大変ですよね。効率よく学ぼう!!などと息巻く書籍が数多く出ていますが、結局のところ、継続して学び続けていくしか方法はありません。悲しいですね。そして今日も教科書と睨めっこをし、練習問題を解き、付属の発音CDで耳を慣らす努力をするのでしょう…。

継続って一番難しいですよね。
そんなあなた。一旦、教科書を手放して見ませんか?ロシア語学習は教科書をやるだけではありません。息抜きや気分転換をかねて、他の方法でロシア語に触れてみましょう。


今回の記事では、教科書以外での、ロシア語学習に役立つ道を記していきます。










映画/ドラマ

映画やドラマを見ることは、外国語学習者にとっては常識的な手法ですよね。CC(closed captioning)を使って見れば、言葉を文字としても読めて、非常にたすかります。

でも皆さん、ロシア語の映画やドラマってどこで見られるか知っていますか?なにか有名な作品を知っていれば探すことが可能かもしれませんが、そもそもロシアの映像作品を1本でも知っていますか?おそらく知らないでしょう。私もそうです。

しかし世の中は便利になりました。実は世界中でロシア映画やドラマは見放題なのです。
安心してください。怪しいサイトでもなんでもなく、ロシア国営テレビ・ラジオ放送会社もスポンサー出資をしています。
そのサイトとは…。

YouTubeです。


…はい。あのYouTubeです。
いくつかチャンネルがありますが、とりあえず1つ貼っておきますね。
СМОТРИМ. Русские сериалы


皆さん、YouTubeに字幕設定があるのをご存知ですか?最近の動画には、音声を自動で文字に変換してくれる「自動翻訳」という機能があり、これを使えば簡単にCCで映画やドラマを再生する事ができるのです。
画面右下の「設定」をいじってみてください。(自動翻訳がない映画やドラマもあります。)



教科書の発音CDを聞いていても退屈ですよね?
これからはYouTubeで映画やドラマを楽しみ、ゆっくりと耳を慣らしていきましょう。




マンガ/本

教科書を読むの飽きたら、実際の出版物を読んでみましょう。語彙力アップにつながるし、生の文章は教科書の固い表現とは違った学びがあります。

私がオススメするのは、マンガです。理由は簡単。マンガは絵で内容を補完してくれているので、セリフを読むだけでサクサクと読み進める事ができます。
でもロシア語のマンガをどこで探せばいいのでしょうか?安心してください。またまた近くにありますよ。

Amazonです。
数は少ないですが、Amazonにはロシア語版のマンガがいくつか置いてあり、Kindleで購入ができます。まずサンプルだけでもダウンロードしてみては如何でしょうか?


いくつかリンクを貼っておきます。


League Of Legends: Lux (Russian) #1 (of 5) (Russian Edition)
ゲームが原作のアメコミですね。
アメコミなので1巻のボリュームは少なめですが、オールカラーで迫力があります。全5巻です。





Дневник Анны Франк: Графическая версия (Russian Edition)
アンネの日記です。個人的に、これをオススメします。
基本的にマンガで内容が進み、時折文書だけのパートもあります。文章だけのパートではKindleの辞書機能が使えて便利です。残念ながらKindleは露和辞書の対応をしていませんが、bingによる翻訳機能が付いています。文字を長押しすれば、辞書機能が使えるので試してみてください。





Keeping Luke’s Secret – Russian edition
日本のマンガも探してみました。「せつない秘密」というハーレクインから出ているマンガです。レディコミにカテゴライズされるんですかね?私はこの手のマンガは読まないもので、詳しくなくてすみません。
日本のマンガのロシア語版は、基本的に日本市場では出てきませんね。探そうと思えばネットのどこかに転がっていますが、ここでは言及を控えます。





次に小説です。ロシア文学、特にチェーホフ作品は日本でも有名ですが、実はロシア語版も販売されているのです。嬉しいことに、無料で読む事ができる作品ばかりです。

Преступление и наказание (Russian Edition)
罪と罰



Дядя Ваня (Russian Edition)
ワーニャ伯父さん



Вишневый сад (Russian Edition)
桜の園


教科書を読むのに疲れたら、別のアプローチからロシア語に触れてみましょう。




日本語の本

私の意見ですが、完全に学習をやめてしまわなければ、たまにはサボっても良いかなと思っています。たとえ量が減ったとしても、頭のどこかでロシア語のことを考えていれば、それがきっかけになり再び学習意欲が湧くと思うのです。

そんなわけで、このパートではロシアに関する日本の書籍を紹介していきます。べつにロシア語を学ぶために、ロシア語だけを読む必要はありません。気分転換に日本語の本を読み、ロシア語への興味を復活させ、再び学習を始めればいいのです。




ロシア語の余白|黒田龍之助
私がロシア語を学ぶ上で欠かせない人物です。2-3ページのショートエッセイで構成されているので、ちょっとした時間の隙間で読み進める事ができます。ロシア語を学習するうえでの疑問あるあるなどが、軽快に語られています。







外国語の水曜日―学習法としての言語学入門|黒田龍之助
同じく黒田氏の書籍。同じくエッセイ集であり、黒田氏が受け持った生徒たちとのエピソードが綴られています。
外国語学習をやめないことが、いかに難しいか。そしてやめないことが、いかに素晴らしいかがこの本には記されています。






零下59度の旅|椎名誠
作家であり写真家でもある椎名氏の、ソ連時代のシベリア旅行記。旅行記ではあるが、その半分は写真で構成されており、文字だけでなく目からもシベリアの暮らしを垣間見ることができます。世の中にはこんな場所が存在するか、人が住んでいるのか、と驚き、ロシアに興味をもつでしょう。なお、ロシアに行きたくなるのかは不明。






犬が星見た―ロシア旅行|武田 百合子
ソ連時代のロシア旅行記。作品自体古いので現在のロシアとは色々と違う箇所もあるのだろうが、それでも大好きな旅行記である。
これは私の好みだが、好きな旅行記の特徴は、坦々と起こった出来事を記しているだけのものです。ご飯に何を食べた、水がいくらだった、バスの座席が狭かった。そんなことがツラツラと書かれている作品が好きです。






さいごに

今回は、別のアプローチからのロシア語学習について書きました。勉強としてではなく、息抜きとしてロシア語を楽しもうという感じです。

継続、というと少し堅苦しいですね。なにか努力を強いられているような気がしてしまいます。やめない、その程度で良いのだと思います。

こんな記事を書いてはいますが、私はロシア語初学者から抜け出せていません。いまだに格変化もあやふやだし、覚えた単語は端から忘れて行く始末です。でも今だにロシア語をやめないでいます。それもこれも、息抜きのおかげです。




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