ボディー加工
前回の続き:ブライス人形(Blythe)をヨーダに魔改造 Part1ボディーの加工をしていきます。
前回の道具に以下を追加します。
頭の大きさと、可動箇所を考え、付属のボディから27cmドール用ボディーへ変更しました。
隙間を瞬間カラーパテで埋め、アルテコスプレーで硬化。ヤスリで整える。
スポンジヤスリで全体をマット加工。
ヨーダの手足は人間のものとは違うため、新しく作成。
まずは足から。元の足を半分にカット。
エポパテで大まかな基礎を作る。
そこにポリパテを盛り、切削。
ひたすら盛り、切削。
次は手の加工です。手は左右で違う形状にします。
まずは元の手を外し、エポパテで基礎を作成。
左手から。
手を開いた形状にポリパテをもり、切削を繰り返す。
次に右手。
杖を握る予定なので、物を包むような形状にパテを盛り、切削。
ボディー塗装
塗装です。塗料や塗装方法は顔面と同じです。前回にの塗料に以下を追加します。
まずはベースホワイト。
濃いグリーン。
カーキグリーン。
赤褐色で立体感を。
カーキと赤褐色でドライブラシ。シワやシミを再現。
ノーツフレッシュで爪を塗装。
最後にトップコートを吹いて完成。
小道具作成
小道具を作ります。前回の道具、塗料に以下を追加します。
杖を作ります。
針金で基礎を作成。
アルミホイルで大まかに整形。
ポリパテを盛り、切削。
お気づきかもしれませんが、杖はエピソード1 ファントム・メナスに登場するワトーというエイリアンが持っていた物です。奴隷時代のアナキンの主人です。
そしてその後、エピソード2 クローンの攻撃ではヨーダが所持していました。もしかしたら、市販品なのかもしれませんね。
エピソード5でもっている先の細い杖だと、手に固定するのが面倒なので、握るアクションが小さくてすむこの形状を採用したのです。
塗装です。
ベースホワイト。
赤褐色。
濃いグリーンでシワを書き入る。
アイチェンジ用の紐の引き具を作成しましたが、切削過程の写真を撮り忘れました。
モチーフには、ベイビーヨーダがつけていたスカルネックレスを採用。ポリパテで原型を作り、紐通し部分には針金を入れて強化しています。
ガンクロームで塗装し、スミ入れで溝を塗装。
最後にトップコートを吹いて完成。
衣服作成
衣服はつなぎとコートを作成。使用したのは以下です。
布を用意し、型紙を作成。
完成。
すみません、制作過程は撮影していません。
布の端はほつれ止め液を塗りました。リネンは特にほつれやすいです。
つなぎのベルト部分は、後から布用接着剤でとめました。
コートには、ぐるっと一周針金が入っているので、形状を固定できるようになっています。
型紙のpdfを用意したので、もし必要なら使ってください。
リンク:doll_paper_pattern
組み立て
組み立てます。アイチェンジ紐の引き具を交換。
服を着せます。
手足を装着。
完成
完成です。リネンの生地感もわかりやすく、シワの寄りもふんわりとしていていい感じです。
瞼の弛みも、ヨーダの年寄り感を出すのに良い働きをしていると思います。
コートには針金が入っているので、形状を固定できます。風になびいている風の表現も可能です。
偶然ですが、アイチェンジの引き具がちょうどネックレスの位置にきますね。
もちろんアイチェンジもできます。
最後に
カスタムブライスとしては特殊ではありますが、初めてのドール改造としてはうまくいったと思います。塗装ですが、普段はボカシやドライブラシをしないので、なかなか良い経験になりました。
型紙作成も含め、ドール衣装の作成も初めてだったので、そこもうまくいってよかったです。記事に載っていないだけで、もちろん練習をしました。型紙は5回くらい作り直し、なるべくシンプルになるようにしました。
ちなみに、最後まで髪の毛をつけるかどうかを迷ったのですが、どうやってもアイチェンジの紐に干渉してしまうため、中止しました。普通のブライスだと頭部上側だけに髪の毛が生えていますが、ヨーダは後頭部中心なので。
今回行ったのは正統派のカスタムブライスではありませんが、いつか機会があればそれにも挑戦してみたいです。でもあのガーリーな感じは私の趣味ではないので、なにか別のベクトルになるとは思いますが。
ではでは。
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