男なら両刃カミソリ
手元にセメントが余っていたので、前から欲しいと思っていたシェービングボウルを作りました。参考:[コンクリート]セメントUSBメモリを作ってみた[モルタル]
事の始まりは数ヶ月前。長らく思っていたのですが、剃刀の替え刃って高いですよね。コストパフォーマンス的に一番いいのは何だろうと考えてみたところ、両刃剃刀という結論に至りました。
といっても、両刃剃刀でのシェービングは技術鍛錬が必要です。いきなり高級剃刀を買う勇気はなかったので、安いが性能は良いとおなじみの商品を購入しました。こちら。
![kamo_shaverpot_00001](https://brevo-taggchi.com/brevo/wp-content/uploads/2016/06/kamo_shaverpot_00001-618x348.jpg)
フェザー 両刃剃刀
これとシェービングソープ、ブラシで使っていたのですが、泡立てるボウルがなく、しばらくはソープの蓋裏を使っていました。ちなみにシェービングソープはこちら。
前置きはこれくらいにして、始めていきます。
準備
まずは形状を決めます。そこまで複雑な形は作れないので、大まかな寸法と形のイメージ。キューブをベースにして、4本足にしてみました。へこみぼ部分は泡立ちがしやすいよう、少し溝を掘る予定。
![kamo_shaverpot_00002](https://brevo-taggchi.com/brevo/wp-content/uploads/2016/06/kamo_shaverpot_00002-618x464.jpg)
![kamo_shaverpot_00003](https://brevo-taggchi.com/brevo/wp-content/uploads/2016/06/kamo_shaverpot_00003-618x464.jpg)
イメージを元に型枠を作成します。その後、セメント漏れが無いように隙間を瞬間接着剤で埋め、水を入れてチェック。
![kamo_shaverpot_00004](https://brevo-taggchi.com/brevo/wp-content/uploads/2016/06/kamo_shaverpot_00004-618x464.jpg)
![kamo_shaverpot_00005](https://brevo-taggchi.com/brevo/wp-content/uploads/2016/06/kamo_shaverpot_00005-618x464.jpg)
へこみ部分の作成です。いらないスプレーキャップとペットボトルキャップを使用。ボトルキャップは半分に切り、ブラシを置く溝に使います。
泡立て溝用にプラ棒を配置し、パテで形状を整えます。
![kamo_shaverpot_00006](https://brevo-taggchi.com/brevo/wp-content/uploads/2016/06/kamo_shaverpot_00006-618x464.jpg)
![kamo_shaverpot_00007](https://brevo-taggchi.com/brevo/wp-content/uploads/2016/06/kamo_shaverpot_00007-618x464.jpg)
流し込み
セメントを流し込み、固定。![kamo_shaverpot_00008](https://brevo-taggchi.com/brevo/wp-content/uploads/2016/06/kamo_shaverpot_00008-618x464.jpg)
しっかりと固まったら、枠を取っていきます。
上面が少しだけセメント不足でした。その他小さな気泡が入っていましたが、そこは使用に問題無いので気にしません。
![kamo_shaverpot_00009](https://brevo-taggchi.com/brevo/wp-content/uploads/2016/06/kamo_shaverpot_00009-618x464.jpg)
![kamo_shaverpot_00010](https://brevo-taggchi.com/brevo/wp-content/uploads/2016/06/kamo_shaverpot_00010-618x464.jpg)
裏の4本足もしっかりと形ができています。
![kamo_shaverpot_00011](https://brevo-taggchi.com/brevo/wp-content/uploads/2016/06/kamo_shaverpot_00011-618x464.jpg)
コーティング
上面の凹凸や角にある余計なセメントを削り落とし、ウレタンで表面をコーティングしていきます。上面と凹み部分は、防水のために厚塗りをします。他はセメントの風合いを残したかったので、薄めたウレタンを塗布した後、さらにそれをできる限り拭き取るという作業をしました。
![kamo_shaverpot_00012](https://brevo-taggchi.com/brevo/wp-content/uploads/2016/06/kamo_shaverpot_00012-618x464.jpg)
ウレタンの皮膜が濡れているように見えて良い感じです。泡立て用の溝もしっかりと形が出ています。
![kamo_shaverpot_00013](https://brevo-taggchi.com/brevo/wp-content/uploads/2016/06/kamo_shaverpot_00013-618x464.jpg)
![kamo_shaverpot_00014](https://brevo-taggchi.com/brevo/wp-content/uploads/2016/06/kamo_shaverpot_00014-618x464.jpg)
使用風景
実際に使用してみました。しっかりときめ細かに泡立っています。ただ、いざ使ってみると、少し深すぎたかなと思いました。ブラシの形状が楕円ということも有るのですが、かき混ぜる時に縁に当たってしまいます。![kamo_shaverpot_00015](https://brevo-taggchi.com/brevo/wp-content/uploads/2016/06/kamo_shaverpot_00015-618x464.jpg)
![kamo_shaverpot_00016](https://brevo-taggchi.com/brevo/wp-content/uploads/2016/06/kamo_shaverpot_00016-618x464.jpg)
あとがき
これにて終了です。やはり実際に作ってみてわかることが多いですね。粉タイプのシェービングソープを使えば、もっと良い泡ができるそうです。ただ、今使っているソープもしばらくは無くならなそうなので、それももうしばらく先になりそうです。
次はもうすこし複雑な形状に挑戦してみたいです。曲線は型枠が難しいですが、それもいつか。
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