前回のつづき
参考:大腸内視鏡検査をしてみた part3

検査当日

前日の食事制限を終え、ついに検査当日。当然ですが、食事は採りません。
前日の下剤(錠剤)のおかげか、普段より朝の便通が良かった気がする。腸が活発に動いたようで、便が出口に押し込められたようだった。



さて、僕の検査は13:00からです。12:30に受付に入るとして、家を出るのは12:00。
この時間の4時間前、つまり8:00より、下剤(水溶き用粉末)の摂取を始めます。
処方されたのは、経口腸管洗浄剤“ニフレック”です。(味の素製薬)
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ニフレックは粉末になっており、これを水で溶いて摂取します。その量2ℓとかなり多め。専用バッグに入っているのですが、となりのペットボトルと比べていただければその威圧感が分かるかとおもいます。
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まずは1ℓまで水を入れて、薬を溶きます。
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さらに水を足していき、水平な場所に置いた時に2ℓラインになればOK。粉が完全に溶けるまで、しっかり混ぜましょう。
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最後に同封されていた説明書を載せておきます。
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この2ℓの水溶液を2時間かけて飲んでいきます。単純計算で、15分毎に250ml摂取する事になります。コップ1杯ちょっとです。
飲んだ感想としては、かなりつらいです。
一応スポーツドリンク風味になっているのですが、酸味が少なく、口当たりも若干トロッとしています。乳製品でもないのに、酸味のない味付き水を飲み続けるのはキツかったです。









さて。
最初に便意がきたのは、飲み始めて30分程が経った頃。しかし急激な便意という感じではなく、普通に「トイレ行きたいなー」というくらいのものでした。



トイレで事をすませる。
1回目。便の様子は、固形1:泥状2:水状7 といった感じでした。
2回目。そこから15分後。便の様子は、泥状1:水状9 といった感じ。

ここから15分毎くらいでトイレに通います。

3回目。ここからは、水状10です。色はかなり濃いめの茶色。
4回目。色は濃いめの茶色。
5回目。しばらく我慢した濃いめの尿くらいの色。
6回目。朝一番の尿くらいの色。
7回目。普通の尿くらいの色。


僕は7回でお腹の調子は治まりました。説明書によると、飲み始めから4時間程で治まるそうです。
このニフレックは、”水分をダイレクトで腸に運ぶ”といった感じでした。お尻から水分だけが放出される感覚は初体験もいいところで、「女性がおしっこするときはこんな感じなのか!?」となんの確証もない想像をしたものです。







病院へ

時間になったので、かるくシャワーを浴び、指定された持ち物をもって病院へ。
受付を済ませると、検査用服を渡されて着替え。皆さんが想像する通りのアレです。
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こちらの検査服ですが、もちろん下に検査用ズボンを履いています。上着で隠れているだけです。
しかしその検査用ズボンなのですが、なんとお尻に穴が空いているのです。それはもう、中国の子供服のように。
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心もとないお尻を気遣いつつ、ロビーで名前を呼ばれるのを待ちます。
順番がまわってきたら、まずは血圧を測ります。正常。

次は検査室前で待つ。ここでもう一度便意が来たのでトイレを済ませる。もう薄めの尿くらいの色でした。









10分程待った頃、僕の番がまわってきました。
検査室に入り、小さなベッドに横向きに寝る。
まずはじめに点滴を腕に刺し、そこに鎮静剤・鎮痛剤が打ち込まれました。計3本。この効果はすぐに現れ、お酒を飲んで酔っぱらったように、頭がボーッとしてきます。しかし意識が無くなるということはなく、先生の声もしっかり聞こえていました。
ここで検査服をめくられ、お尻に潤滑剤を塗られた!!と思ったら、すでに内視鏡が腸の中へ入っていました。鎮痛剤の効果ですね。

内視鏡は空気で腸を膨らましながら進むため、要所要所でお腹が張ります。特に腸の曲がり角と思われる箇所では、腹がプクーっと膨らみ、圧力で「ウゥ..」と声が漏れるものです。痛くはないんですけどね。
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内視鏡は盲腸まで進み、ここから肛門へ戻りながらカメラで観察していきます。
先生の解説と共に自分の腸内を診ていきます。ピンク色のトンネルの中に、時々黄色い水が写る程度で、特に代わり映えのしないものでした。
僕はカメラ映像よりも、お腹から抜けていくカメラの動きの方が気になってしまいました。なんてったって、快便な時のようにお腹がスッキリしていくのですもの。

気づけば内視鏡が明るい光を捉え、僕の大腸ツアーは終了。
お尻を綺麗にしたあと、すぐに先生から検査結果が言い渡されました。










「まったく異常ないです」




まったく異常ないみたいです

僕はこの後に色々尋ねようとしたのですが、先生も看護士さんも「まあ休憩室へ」とやたらと促してきます。どうやら自分が思っている異常に、鎮静剤・鎮痛剤でフラフラしていたようです。

休憩室に案内された頃には、飲み会後の「ああ、これは一瞬で寝れるわー」状態です。
「30分くらい寝ててください」
「たぶん起きれないとおもうので、起こしにきてくれますか?」
「大丈夫ですよ。時間になったら起こしにきますから」


こんな会話をし、体感時間5分もすると、既に30分が経過して看護士さんが起こしてくれました。
起きるとある程度、頭もスッキリしていて気づくのですが、上記の会話を皆が皆しているのです。フラフラの人が休憩室に入ってくるたびに
『30分くらい寝ててください』
『たぶん起きれないとおもうので、起こしにきてくれますか?』
『大丈夫ですよ。時間になったら起こしにきますから』


これがずっと繰り返されていて、なんだか面白半分、不気味半分といった感じでした。










最後に改めて診察結果を告げられ、書類を受けとって検査終了です。
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さいごに

はい。
最初に結果を言ってしまっていたので、驚きはありませんね。結果として、異常はありませんでした。

しかし、”ガスが溜りやすい”という事の解決にはいたりませんでした。まあそれは、なにか別の方法を模索していきたいとおもいます。ヨーグルト食べたり、漢方をためしてみたり。







とにかく、検査の流れをお伝え出来れば、ということで書き始めたこの記事。グダグダになってしまいましたがココでおしまいとします。
ではでは。




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