オリジナルハンコ
先日、東京蚤の市をふらついていたところ、古いハンコを発見。なかなかに気に入ったので購入、整備をしました。せっかくなので記事にしていきます。まずは実物を。こんな感じ。
実用新業九九二八二
鷹冠印
登録商標
T.Y.& CO
こんな感じの事が書かれています。業務用のハンコってことですかね。
機能
このハンコですが、本体とガイド金具の二層構造になっており、ストッパー兼ハンコの役割をした部品が間についています。ハンコを押す際にガイド金具についているギアがハンコを回転をさせ、ポチッと押されるわけです。使わない時はハンコが本体に収納されているインクに触れて、いつでも使える状況になっています。整備とハンコ制作
まずは分解と洗浄です。真鍮棒で留めてあるだけのシンプルな作り。パーツも計5つですね。インク用スポンジは劣化のために破棄。本体は固まったインクまみれだったので、ベンジンで拭き取りました。
代わりのインク用スポンジを入れます。基礎は吸水性に優れているセルローススポンジ(靴クリーナー)を使用。その上にはフェルトを乗せてみました。
ハンコ部分を作ります。
中学校の授業のときに拝借してきた高麗石を使用。いまだに所持していることに自分で驚きました。これに名前を彫ります。
彫りました。サイズが小さいということもありますが、下手ですね。
組み立てて押してみました。やはり精度は悪いですね。
あとがき
いかがでしたでしょうか。衝動買いをしましたが、実際は使用予定はないです。いまどき荷物の受け取りもサインが主流ですもんね。
精度の問題ですが、私のハンコ彫り技術もありますが、インクが付きすぎてしまうことにあると思います。どうやらハンコが当たるフェルトがインクを出しすぎているようです。もう少し保水性の低い素材(固めのスポンジなど)を使用するのが良いかもしれません。
良さそうな素材が見つかったら、もう一度作り直してみたいと思います。
関連記事