MACでラジオが聴きたい

Mac用の擬似英語ラジオアプリを作ってみました。文字通り、”疑似”の英語ラジオアプリです。つまり偽物です。
とはいっても普通に英語ラジオを聴くことができます。









なにを言っているんだ、こいつは?

と、なっていますよね。説明していきます。









経緯

このところ、英語のリスニング用にと英語ラジオを聴こうと試みていたのですが、僕はラジカセという物を持っていませんでした。
まあ今時はスマホのアプリを利用すればラジオなんて聴き放題ですよね。でも僕は、なんとなくですが、スマホから音がシャカシャカ流れている状態が嫌いなのです。部屋にスピーカーもありませんしね。
まあ、わがままです。



そこで思いついたのが、インターネットラジオ。(Podcastではありませんよ)
現在、世界中でたくさんのラジオ局がインターネットを通じてラジオを配信しています。そのサイトを訪れれば、気軽に英語のラジオが聴けるのです。

新しいデバイスの購入もいらないし、すべてがPC上で完結する。これは便利だ。
早速サイトを訪れて視聴してみました。音質もよく、大満足でした。



一つを除いて。






インターネットラジオって、ブラウザを使うんですよね。まあそれは良いのです、当たり前ですし。

でもインターネットラジオって、タブを使うんですよね。









タブの中に他とは関係ないものが居るのって、なんか気になりません?
まあ、わがままです。



インターネットラジオ専用のアプリがあれば良いのに。









作るか。
というわけで、Mac用 疑似英語ラジオアプリを作ってみた。











準備

疑似英語ラジオアプリを制作するのに活躍してくれるアプリが2つあります。まずはこちら。
fluid_logo_icon



Fluidというアプリで、好きなWebページのショートカットをアプリケーション形式で作成してくれるというもの。
参考:http://fluidapp.com/






次にこちら。
header-icon



Image2iconというアプリで、好みの画像から”.icns”形式の画像を作成してくれるというもの。
こちらのアプリは必ずしも必要というわけではありませんが、せっかくなので見栄えも良くしていきましょう。
参考:http://www.img2icnsapp.com/






これらを使って、ブラウザとは別アプリとしてインターネットラジオアプリを作りましょう。









制作

まずはインターネットラジオの選局。お好みのサイトにアクセスし、ラジオ放送画面のURLをコピーします。

僕は今回、AFN360という放送局をチョイス。こちら、世界各地の米軍が駐留する地に設けられた基地関係者とその家族向けの放送局です。AFN360を選んだ理由は、日本の米軍基地のラジオを聴けるので、少しは日本に関連した情報を聴けるかな、と思ったからです。



次にFluidを開きます。Fluidの使い方は簡単で、URLとアプリ名を入力すれば、それでおしまいです。
Fluid_app_image



その際にアイコンを設定できるのですが、そのアイコン画像を作るのにImage2iconを使用します。
Image2iconを開き、好みの画像をドラッグ&ドロップします。今回はAFN360のラジオなので、そのアイコンを拝借しました。
Image2icon_app_image



アイコンは様々な形状の中から選ぶことができます。今回使用した画像はもともと丸かったので、オジリナルのまま使用しました。
Image2iconは無料アプリですが、背景切り抜きなどの効果を使用するには有料アップグレードが必要です。そのため、背景はあらかじめ自分で処理しておきました。






アイコンの選択が終われば、あとはCreateボタンを押して、ショートカットアプリの完成です。









使用

完成したアプリを見てみましょう。しっかりとDockに収納することができます。
radio_Dock_1



使用風景はこんな感じ。
ブラウザ(Chrome)が起動していない状態でも、問題なくラジオを聴くことができます。
radio_Dock_2









あとがき

これにておしまいです。



みなさんなんとなく、「ブラウザの新しいウィンドウでラジオ聴けば良いんじゃね?」と考えているのではないでしょうか。まったくその通りです。ぐぅの音もでません。
それに、ぶっちゃけると、iTunesで英語ラジオは簡単に聴けます。

けど、PCって自分好みにカスタマイズするのが楽しいじゃないですか。それです。






今回はインターネットラジオ用として疑似アプリを制作しましたが、Webページのショートカットって案外便利ですよ。
例えば
電車乗り換え案内のページをアプリ化すれば、乗換検索アプリになります。
Google翻訳ページをアプリ化すれば、Google翻訳アプリになります。

このように、アイデア次第で自在にアプリが作れてしまうのです。






アプリにはなくても、Webサービスでは存在する。そんな時にこの方法を思い出してみてください。とても便利です。








自分で簡単に作れるものですが、今回制作した疑似アプリを置いておきます。アプリと言っても、URLを載せているようなものですけどね。
僕は本物のアプリ制作などはした事がないので、どの環境で開けるかはわかりません。もしダメな場合はご自身で作ってみてください。
参考:AFN360



※Fluidで作った疑似アプリを、あたかも自分で本物のアプリを作ったかのように謳い、”開発費寄付”という形でAmazonギフト券などを得ようとしている人々がいます。まあ寄付なので感謝の気持ちとしては良いのかもしれませんが、Fluidで作られたアプリはただのWebページのショートカットです。なので、ぶっちゃけ感謝されるほどの事はありません。よって寄付する必要はありませんよ。



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