トレース台とは
トレース台を作る機会があったので、せっかくなので記事にしていきたいと思います。そもそも、トレース台とは絵を複写するための道具です。下から光を当てて紙を透けさせる事で、複写をしやすくしています。
※電子工作はまったくの初心者なので、参考程度に見てください。僕自身、調べながら進めていくので、まあ火事になっても知りませんよ。一応、わかりやすく説明しながら進めていきます。
なお、材料費などは家にあった端材などを使用しているため、わかりません。ごめんなさい。
では始めて行きたいとおもいます。
中身の作成
まずは光源。今回は白色発光ダイオード(LED)を使用していきます。まずは説明書を読む。
わからん。
とりあえずLEDの袋に「VF:2.9-3.1v」とあるので、「3vくらいの電圧をかければ光る」と判断。
っとなれば次は電源です。コンセントから引っ張りたいので、家にあったDC12vアダプタを使用。
このアダプタは12vなので、コレをLEDに直接つないだら即壊れてしまいますね。ですので「抵抗」を挟まなくてはなりません。
説明書に載っている抵抗値計算式を見てみると。
[電源電圧(v)−順方向電圧(v)]÷順方向電流(A)=抵抗値(Ω)
となっていました。正直サッパリです。知らない単語が並んでいます。説明書の図などから読み解いてみると、以下のような感じでした。
・電源電圧(V)→DC12vアダプタ=12v
・順方向電圧(v)→使用するLEDのVF値の上限=3.1v
・順方向電流(A)→わからん
・抵抗値(Ω)→必要な抵抗の値=計算後
順方向電流(A)の数値をどうしたら良いのか分からないでいたが、述中に「順方向電流は通常1mA〜20mA程度になるようにします」とあるので、きっとこの間から好きな電流値を選んでいいのだろう。そんできっと、順方向電流(A)の値が大きい程、光が強くなるのだろう。僕は光を強くしたかったので20mAにします。
これで出そろいました。
・電源電圧(V)→DC12vアダプタ=12v ・順方向電圧(v)→使用するLEDのVF値の上限=3.1v ・順方向電流(A)→使用したい電流の値=20mA ・抵抗値(Ω)→必要な抵抗の値=計算後 |
数値が出そろったので、先ほどの抵抗値計算式に当てはめてみると。
[12(v)−3.1(v)]÷0.02(A)=抵抗値(Ω)
となりました。単位は統一しなければならないようなので、20mAは0.02Aです。これを解くと。
抵抗値(Ω)=445
よって、必要な抵抗値は445Ωと言う事がわかりました。
さて、抵抗値が分かったので、実際に抵抗を購入。445Ωピッタリはないので、一番数値の近い510Ωを購入。
それを基盤を細かく切ったものに半田付けして、こんな感じ。
家にあったプラ板に並べ、並列で繋ぎます。なお、プラ板への接着はグルーガンを使用しました。
DC12vアダプタを繋げて通電。無事LEDがつきました。
外見の作成
枠を作ります。家に余っていたプラ板を重ねあわせて作りました。廃品処理でしたが、今思うともったいない使い方をしたものです。DCアダプタを繋ぐコネクタ穴も準備完了。
またまた家にあったアクリル板を切り出し、穴をあけネジ止め。ネジは”組みネジ”と言うものを使いました。両端が平らなネジです。厚みに合わせて使用しましょう。
光の拡散用に半透明のプラ板(名称不明)を間にはさめば、これにて完成です!
電源をつなぐとこんな感じ。
光を写真にとると周りが暗くなってしまうので、上の画像はホワイトバランスを上げて撮りました。ですので、実際は下のように、もうすこし光が独立して見えます。なお、光が弱いLEDは途中で買い足した別のものです。「VF:3.0-4.0V」だったので光が弱いです。
使用風景
実際に使用してみましたが、普通に使えました。2,3分のサラッと描きでしたが、ここまで描けてしまいます。トレース台って便利ですね。以上です。
電子工作というのは、小難しい計算があって大変です。しかもどのサイトをみても、分かりやすい説明ってないんですよね。専門用語も多いですし。もっと「これをこーすると、こーなる」くらい単純明快じゃないと、素人にはチンプンカンプンです。
僕は説明書などを読み解いて、自己流で計算式を埋めていきました。なので、コレが正しいのかは分かりません。
だれか詳しい方いらっしゃいましたら、コメントなどでそっと教えて頂けると幸いです。ただ、わかりやすく噛み砕いて説明していただけると嬉しいです。
ではでは。
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