ユニセフの栄養治療食品
皆さんはこのCMをご覧になったことがあるでしょうか?
ユニセフに募金をすることで、栄養治療食品がアフリカの子供たちに届きます。その時の時価にもよりますが、3000円で73袋分の栄養治療食品になるそうです。
僕はこのCMを何回か見たことがありました。しかし、いつも頭に浮かぶことは「これ、どんな味がするんだろう?」という事でした。この記事にたどり着いた方は、おそらくそういった気持ちが少なからずあるのではないでしょうか。
栄養治療食品とは?

動画で紹介されている栄養治療食品は、通称RUTFと呼ばれており、「Ready to use therapeutic food」(そのまま食べられる栄養食品)の略です。
商品名は「Plumpy’nut」(プランピーナッツ)といい、フランスの栄養食品メーカーであるNutriset社が生産しています。
そしてPlumpy’nutは市販されていないので、国際的にボランティア活動をされているような方でないと手に入れることはできないようです。
レシピの作成
Wikipediaによると、使用されている材料は以下です。・ピーナッツペースト
・植物油
・粉ミルク
・粉砂糖
・ビタミン
・ミネラル
・植物油
・粉ミルク
・粉砂糖
・ビタミン
・ミネラル
また、ほかのサイトでは植物油が「大豆油」や「小麦胚芽油」と記されていたりしました。
そんな中で、80年代に似たような製品を栄養食品会社で作っていたという人の情報を発見。今回はそれを参考にし、手に入れやすい材料で最終的なレシピを作成しました。以下です。
擬似Plumpy’Nut(4人分)
・無添加ピーナッツバター → 300g
・はちみつ → 50g
・スキムミルク → 50g
・サラダ油 → 大さじ1杯
・マルチビタミン・ミネラル錠剤 → 1粒
・はちみつ → 50g
・スキムミルク → 50g
・サラダ油 → 大さじ1杯
・マルチビタミン・ミネラル錠剤 → 1粒
味を再現するだけなのでマルチビタミン・ミネラル錠剤は必要ないですが、一応栄養食品なので加えます。
調理
調理方法は単純です。分量通りに材料を混ぜ合わせるだけです。
材料を合わせます。

混ぜ合わせて完成です。

さて、実食に移っても良いのですが、このままでは味気ないです。
せっかくなのでパッケージの再現をしていきます。
パッケージ制作
ネット上の画像を参考にし、イラストレーターでデータを作成。
印刷。

パッケージング。

整形して完成です。

裏面は情報が少なく正確に再現できそうになかったので、栄養情報をのせました。

パッケージも出来たので、いざ実食です。
実食
パッケージの記載通りに食します。
1、こねる

2、ちぎる、開ける

3、絞る、食べる

味は、美味しいです。
市販のピーナッツバターより少しだけ甘さ控えめで、香ばしさが強い味です。
…まあ、ピーナッツバター味ですね。
ただ、動画のものはもっと白いので、本来はスキムミルクの割合がもう少し高い(もしくはピーナッツバターの色が薄い物を使用している)のだと思います。基本は子供が食べると思うので、もっとあっさりした味だと思います。
次回また挑戦することがあれば、その辺りも調整していきたいです。
募金
普段は募金をしない僕です。駅前で赤い羽根募金をやっている少年少女もスルーする僕です。でもこれも何かの縁?かなと思い、募金をしてみました。
女優の黒柳徹子さんはユニセフの親善大使を務めており、事務手数料などを一切とらず、全額をユニセフに送金しているそうです。
専用の口座があるので、そこへ募金しました。
参考:黒柳徹子 公式ホームページ

さいごに
募金をしたことで、年の初めから良いことをしたような気分です。しかし考えてみれば、今回の再現で使った材料費で3000円くらいはかかっています。それを思うと、とても偽善的かなーとも思います。
まあ誰が発祥かは知りませんが「やらない善よりやる偽善」という言葉もあります。こんな機会でもなければ募金をしようとも思わなかったので、きっと悪いことではないはずです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
もしこれを読んで味の再現してみようと思った方は、ついでに募金もしてみてはいかがでしょうか?
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